2016年7月アーカイブ

2016年7月 5日

ドクダミの嘆き?!

  柔道場の南側に、ユリの植生地があります。随分増えて、今は300株以上になりました。毎年8月には、白い大きな花を咲かせるのですが、今は繁茂するドクダミに埋もれてあまり目立ちません。ドクダミは繁殖力が強く、何度引っこ抜いても地下茎を張り巡らして、春には必ず蘇ってきます。ネットでドクダミの駆除法を検索すると、いっぱい出てきますが完全駆除は難しいというのが殆どです。中に、100%駆除法というのがありましたが、除草剤を使って相当手間のかかる駆除法でした。
 そんな訳で、武道館では完全駆除は諦め、グッドタイミングでの引っこ抜きをすることにしました。ドクダミの葉の深い緑と可憐な白い花、これも捨て難いので花が咲き終わるのを待って、ちょうど今の時期に引っこ抜くことにしたのです。花が咲き終わる頃には、背丈も高くなり両手で掴めるので、引っこ抜くには丁度良い具合です。
 引っこ抜き作業をしていると、何人かの利用者から声を掛けられました。「ドクダミは大変ですよねー」、皆さんも、ご自宅で手を焼いているようです。中にはドクダミが無くなって、ユリがスッキリと姿を現したのを見て、「ああ良かった! ユリは大丈夫なんだ! ドクダミに埋もれてダメになるんじゃないかと心配していました。 ユリが咲くのを楽しみにしているんですよ! もっと増やしてくださいね!」という方も・・・男性の利用者です。男性の方でも、このユリを楽しみにしている方が結構いらっしゃるようで、作業も楽しくなります。
 ドクダミは古くから薬草として重用され、別名十薬(じゅうやく)とも云われて、貝原益軒の『大和草本』には、「十種の薬の能ありとて十薬と号すと云う」と書かれているとか。ドクダミのにおいのもとになっている「デカノイル-アセトアルデヒド」という物質は、黄色ブドウ球菌や肺炎球菌、白癬菌などの細菌やある種のウィルスの活動を抑えると云われており、他にもさまざまな薬効成分が含まれ、煎じて飲めば風邪や便秘の治療、高血圧の予防、生のままか火であぶった葉を患部に貼ると傷の止血や再生、おできに良いとされ、風呂に入れれば冷え症に、鼻腔に詰めれば蓄膿症に効くと、まさに万能薬ぶり。
 こんな優れ物なのに、いまでは厄介者扱い・・・ドクダミの嘆きが聞こえてくるようです。            
                                                          K.Y
 

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